退職代行を使う場合でも、会社から貸与されている社用車は返却が必要です。ただし、必ず自分で会社まで運転して返さなければならないとは限りません。
自宅や月極駐車場まで会社が引き取りに来る、指定場所へ移動する、鍵だけ別送するなど、返却方法は車の保管場所と会社の指示によって変わります。まず退職代行業者へ現在地と車の状態を伝え、会社に返却方法を確認してもらいましょう。
社用車の返却方法は会社へ確認してから決める
社用車は制服や社員証と違い、自己判断で郵送できません。退職代行へ依頼するときは、次の情報をまとめて伝えてください。
- 車種・ナンバー
- 現在の保管場所と駐車場の契約名義
- 車の鍵を誰が持っているか
- 現在のおおよその走行距離と燃料残量
- 目立つ傷、故障、警告灯の有無
- 運転できる体調・免許の状態か
会社側に「本人が指定場所へ運ぶ」「会社が引き取る」「回送業者を手配する」のどれを希望するか確認します。返却日時と受け渡し方法が決まる前に、会社敷地へ置いて帰ったり、公道へ放置したりするのは避けてください。
会社の人と会わずに返却できる場合もある
対面を避けたい場合は、その希望を退職代行業者から会社へ伝えてもらえます。たとえば、次のような方法が考えられます。
- 会社指定の駐車場へ停め、鍵を指定場所へ返す
- 自宅の駐車場まで会社担当者に引き取りに来てもらう
- 第三者が立ち会う時間に受け渡す
- 会社が手配した回送業者へ引き渡す
どの方法が可能かは会社次第です。「顔を合わせたくない」「体調上運転できない」といった事情も最初に伝えておくと、会社側が返却案を出しやすくなります。
返却前に車の状態を写真で残す
引き渡し直前に、車の状態を記録しておきましょう。撮影するのは次の箇所です。
- 前後左右から見た車体全体
- すでにある傷やへこみ
- 車内と荷室
- 走行距離の表示
- 燃料残量と警告灯の表示
- 駐車位置が分かる写真
動画で車体を一周しながら撮影しても構いません。記録は、引き渡した時点の状態や場所について認識違いが起きた場合の確認材料になります。
鍵・カード・車載書類も一緒に確認する
車本体だけでなく、付属品も会社の貸与物です。次の物が手元や車内にないか確認してください。
- メインキーとスペアキー
- 給油カード、法人ETCカード、駐車カード
- 車検証など会社が車内保管を指示している書類
- 整備記録、取扱説明書、ドライブレコーダー関連品
- 会社支給の充電ケーブルや車載工具
鍵やカードを車内へ残す場合も、会社から明確な指示を受けてからにします。別送するなら、追跡できる方法を使い、発送控えを保管しましょう。
社用車以外の貸与品も残っている場合は「退職代行の返却物一覧」でまとめて確認できます。
私物と業務上の書類を分ける
車内に置いている自分の私物は、引き渡し前に回収します。一方、顧客資料、伝票、会社支給品などは自己判断で捨てず、車内に残すか別に返すか会社へ確認してください。
カーナビやドライブレコーダーのデータも勝手に初期化しないほうが安全です。個人情報が登録されている場合は、その処理方法を会社へ確認してもらいます。
ガソリン・洗車は会社の指示に従う
満タン返却や洗車が必要かどうかは会社の規程によって異なります。給油カードの利用期限や、退職連絡後も運転してよいかも含めて確認してください。
「普段そうしていたから」という理由だけで給油や洗車を行わず、返却時の燃料残量を撮影し、会社の指示どおりに対応するのが確実です。
傷・事故・違反がある場合は隠さず伝える
新しい傷、事故、故障、未報告の交通違反などがある場合は、退職代行業者へ状況を伝え、会社へ報告してもらいます。自己判断で修理したり、傷を隠したまま返却したりすると、後から説明が難しくなります。
会社から修理費などを請求された場合は、対象箇所、請求額、見積書、社内規程、保険の扱いを確認してください。返却日時・場所の伝達と、修理費の負担額や賠償責任についての交渉は別です。責任や請求額で争いがある場合は、請求書や写真を保存し、弁護士へ対応を相談しましょう。退職代行の利用料金に、その交渉費用まで含まれるとは限りません。
返却完了まで残しておく記録
- 会社から伝えられた返却日時・場所・方法
- 返却前の車体、車内、走行距離、燃料残量の写真
- 鍵やカードなど付属品の一覧
- 引き渡した日時と相手
- 鍵を送った場合の伝票と追跡番号
引き取り方式なら、車が回収されたことを退職代行業者から会社へ確認してもらうと安心です。
社用車の返却方法も会社へ確認してほしい人へ
ネルサポでは、退職の連絡とあわせて、社用車の返却場所・日時・対面を避ける方法などを会社へ確認してもらうよう相談できます。車の現在地と状態をメモしてから相談するとスムーズです。
まとめ|現在地と車の状態を伝えて返却方法を決める
社用車があっても退職代行は利用できます。車種、現在地、鍵、傷、走行距離、燃料残量を整理し、退職代行業者から会社へ返却方法を確認してもらいましょう。
自己判断で車を移動・放置せず、返却前の写真と引き渡し記録を残すことが重要です。交渉対応の有無も含めてサービスを選びたい人は「退職代行の比較はこちら」も確認してください。


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